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五千頭の龍が昇る聖天宮を見に行こう!埼玉県で台湾気分を味わえる聖天宮のおすすめ7選

コロナ禍で海外旅行に行くのが難しいですよね。海外旅行気分を味わいたいと思い、埼玉県坂戸市にある五千頭の龍が昇る聖天宮に行ってきました。日本の神社ではなく、台湾の神社で色鮮やかな見た目や台湾流のお祈り方法やおみくじと参拝しながら異文化気分を味わえる場所です。

台湾のお宮と日本のお寺は何が違うの?

千頭の龍が昇る聖天宮では何ができるの?

この記事を読めば、

  • 千頭の龍が昇る聖天宮でできること
  • 日本のお寺と台湾のお宮の違い
  • 千頭の龍が昇る聖天宮のおすすめ写真映えスポット7選 

が分かります。

千頭の龍が昇る聖天宮

千頭の龍が昇る聖天宮とは

千頭の龍が昇る聖天宮(せいてんきゅう)とは、台湾で一番信仰されている中国三代宗教の一つの道教のお宮で日本で一番大きな道教のお宮です。聖天宮には道教最高神三清道祖道教の神々が祀られています。朱色や金色と豪華絢爛な造りをしていて、“五千頭の龍が昇る“という名前の通りあらゆる場所に龍が飾られています。日本とは異なる参拝方法なので、台湾式の参拝を楽しむことができます。

アクセス

車と公共交通機関での五千頭の龍が昇る聖天宮への行き方を紹介します。

車での行き方

最寄りの鶴ヶ島ICから下道で15分ほどで着きます。聖天宮の隣に無料駐車場が120台分あります。関東各地からのアクセスは下記の通りです。

公共交通機関での行き方

公共交通機関で向かう場合は、最寄り駅から徒歩かバスで向かうことができます。

最寄り駅は川越から4駅の若葉駅です。

  • 徒歩の場合、若葉駅から歩いて25分くらいで着きます。なだらかな道ですが、夏場は、日除けが少なく暑いです。
  • 若葉駅からバスで向かう場合、東口バス乗り場から東武バスに乗り、戸宮交差点前で下車し徒歩4分です

お寺と道教のお宮の違い

お宮という言葉は聞きなれませんよね。日本のお寺と似た部分がありながらも、また違った宗教です。似た部分があるのは、発祥場所のインドと中国が隣国であり、互いに文化が影響し合っていたからです。二つの宗教を比較して異なる点は下記にまとめてあります。お宮と神社は宗教が異なるため、作法が変わります。参拝の際に注意しましょう。

    お寺        お宮      
宗教仏教    道教
発祥場所インド    中国
造り質素    華やか
神様の世界蓮で表現   雲で表現
お線香を灯す意味先祖を弔うため日々の報告と願いのため

千頭の龍が昇る聖天宮で出来ること

台湾式のおみくじを引くことができる

台湾式のおみくじとは

神杯(シンプエー)

日本のおみくじとは違って運勢を占うには、神杯(シンプエー)を使って占います。神杯には陰と陽が両面に記してあり、陽は始まりを表し陰は終わりを意味しています。陰陽、すなわち物事のはじまりと終わりを揃えた上で初めて導きが示されるというおみくじです。

おみくじを引く頻度

日々の生活の中での節目や最近良いことが多くなったや不運なことが重なるなど運勢が変わったと感じた時にひくと良いです。

凶について

おみくじで凶を引くと、気分が下がりますよね。しかし、おみくじでの凶の意味は、書かれている言葉に対しての注意の呼びかけを意味します。注意することで不運が起こるかもしれないという気持ちの準備ができ、不運を和らげることができます。

おみくじの引き方

1.おみくじを引く前に正面にある本殿に向かって合掌と一礼をします

2.赤い筒(チャムタン)内の竹をよく混ぜ、一本引き番号を覚えて、筒内に戻します。

3.神杯(シンプエー)を丸く陽と陽に揃え、手順2の竹の番号を念じながら床に落とします。

4.落としたでた神杯の文字によって結果が異なります。

①結果が陰と陽の時

手順2の竹に書いてあった番号のおみくじ文(チャムシイ)を引いて運勢がわかります。

陰と陽以外はやり直しです。

私は占いの結果小吉でした。

②結果が陰と陰の時

手順1からもう一度やり直しです。

③結果が陽と陽の時

手順3からやり直しです。

お守りを買うことことができる

聖天宮のお守りは日本のお守りと少し違います。日本のお守りは自分が欲しい御利益によってお守りを選ぶと思います。しかし、台湾のお守りは自分で選ぶのではありません。自分の生まれ年によって9つの星から自分の星を導き出し、生まれ年と性別と欲しい御利益の3つが合ったものを180通りから選ばれます。少し複雑なので、購入の際はお宮の方に聞くとわかりやすいと思います。

参拝をすることができる

線香を使ってお祈りをすることができます。線香の火を灯しながらお願い事をするので、線香は15cmくらいと長くなっています。

参拝方法

①お願い事ををする神様の名前を唱える。三清道祖様、神々様と唱える。

②自己紹介をする。(どこから来たかや自分の名前や年齢)

③日々の報告とお願いをする。(恋愛なら今どういう人と付き合っているやこれから結婚相手に出会いたいなど)

④線香3本まとめて香炉に立てます。

⑤台に戻り、お願い後12回お辞儀をします。お辞儀の仕方は男女で異なります。男女ともに、赤い台座の上で正座をしますが、お辞儀をする際は男性は手の平、女性は手の甲を両膝の外側の台座の上に置きます。この違いに気をつけましょう。

台湾グルメやお土産を買うことができる

聖天宮の中に、クーラーや椅子があり休憩ができる休憩室があります。休憩室では、休むことだけでなく、自販機から食べ物や飲み物、雑貨などのお土産を買うことができます。

昔台湾に行った時に飲んだグアバジュースを見つけ、飲みました。このご時世、非接触で買うことができ安心です。種類も豊富なので、どれを買うか迷います。

幸福や良縁を授かることができる

聖天宮では、本宮以外でも御利益を受けることができます。

紅寿燭(赤い蝋燭)

紅の蝋燭には、授かるという意味があり、幸福や良縁を授かりご利益を受けることができます。

西側の楼閣に登り、陰鐘の下で紅の蝋燭を購入(150円)し、中央の蝋燭の火から火を灯し飾ることで御利益を受けることができます。

陽紅布(陽の赤い帯)

紅の帯にも授かるという意味があり、豊富や誓いの言葉を帯に書くと陽の気を授かり願い事を叶えてくれます。東側の楼閣下で帯を購入(500円)して、願い事を記入します。そして、楼閣を登り、陽紅緖台の棒にかけることで参拝することができます。

聖天宮のおすすめ写真映えスポット7選

聖天宮の中で写真映えするおすすめスポットを7箇所紹介します。色鮮やかなお宮ですが、晴れの日の方が綺麗に写真を取ることができます。また、朝一番の時間は空いているので写真を綺麗に撮りたい人におすすめです。

本殿

本殿の豪華絢爛な装飾は古代中華の人々から見た「龍」「鳳凰」「麒麟」などが多く飛び交う神様の世界を表しています。

本殿と前殿をつなぐ道

赤青緑黄金の5色で色鮮やかに龍が描かれ、色彩豊かで写真映えします。

前殿入り口の天井

一万以上の部品を釘なしで組まれています。繊細な造りで見応えがあります。

天公炉

天の恵みに感謝するために参拝する炉です。左右の金色の龍がかっこいいです。

鐘楼

前殿の右側にある鐘楼。空に向かって伸びる龍が迫力満点です。

鐘楼に登ることができ、上からは坂戸市の自然豊かな街並みを見下ろすことができます。

客庁

左右の神様が描かれた扉越しに色彩やかな廊下を見ることができます。

天井一面が金色の龍が飾られていて迫力満点です。

前殿

幅50mの大きさの前殿は、一番の写真映えスポットです。大きさが大きいので写真に上手く収めるには広角レンズがおすすめです。

まとめ

埼玉県坂戸市にある「五千頭の龍が昇る聖天宮」についてまとめました。台湾の文化を味わうことができ、台湾のお土産を買ったり、写真を楽しんだりすることができるます。日本の神社とは違い道教のお宮なので文化の違いがあるので参拝方法に気をつけましょう。コロナ禍でまだ海外旅行に行きにくい世の中ですが、海外旅行気分は「五千頭の龍が昇る聖天宮」で味わうことができるので、是非行ってみてください。